全体予想
過去2年は阪神開催のためレースの質は違ってくるはずが、とにかく6番人気が強い謎のレース。元々固い決着が多い重賞で、6番人気よりも下は来ていない。今回は昨年とは大きく異なり、年度代表馬とダービー馬が出走の2強対決にキラーアビリティ・プラダリアの中距離実績馬VS力のある逃げ先行馬の構図。ガチガチから昨年までとは言わないが前残りの波乱までありそうな、難解な1戦。ここは馬券の組み立てが大きく結果を左右しそうだ。
展開予想
矢作厩舎の逃げ馬軍団(パンサ・ライオン・キンドラ・バスレオ)から2頭が参戦。アフリカンゴールドが逃げることを示唆しているが、さすがにテンのスピードでユニライが出ていくか。番手にアフゴ、キンドラが続いてスローペースに持ち込む。ウインマイティー、エフフォーリア、プラダリアがポジション争いで、キラーアビリティは馬場状態を見て、ある程度の位置を取りにくるだろう。ドウデュースは基本後ろからの印象だが、実際はそれなりの位置につけてくる可能性も高く、後ろから届かない直線競馬と断じるのは安易だろう。直線に入って、瞬発力勝負を嫌うタイプが早めに抜け出していく想定なので、さすがに逃げ馬は粘り切れないんじゃないか?という思い。そうなるとやはり実力馬ですんなり決まることも想定しておくべきだと思う。
全頭診断
1マテンロウレオ
状態面は前走同様かやや下くらい。血統面から中京の新聞杯が良かったが勝ち切れずで、ここはあまり評価できる部分はない。前走中山金杯は出遅れが響いての5着で、スタートが五分なら勝ち負けはあったという見立てが多くされているようで、ここも開幕集の最内枠ということでの人気。枠以外に強調材料に乏しく、ここはワンパンチ足りないか。ただし、上記の6番人気の法則を信じるなら・・・。
評価=×
2ラストドラフト
状態面はあまり上澄みがなく、特に強調材料がなく、ここは厳しいでしょう。
評価=×
3ウインマイティー
血統面はステイゴールドが◎。母系はあまり推せる材料が少ない。状態面は前走有馬記念よりは劣る。なおかつ好走したときもかなり展開的に有利に働いた部分は大きいが、裏を返せば、阪神はこの馬に有利に働きやすいと考えるのがシンプルか。斤量も唯一の55キロで恵まれており、馬券内に残ることもあるだろう。
評価=〇
4アフリカンゴールド
アフリカンゴールド連覇だゴールイン!去年と同じような展開に持ち込みたいところだが、他にも同型がいることを考えるとこの馬の良さは・・
評価=×
5キングオブドラゴン
前走は気分よく走れて好走。状態面も好調をキープ。本格化したハーツクライ産駒で、期待値の高い血(ミスプロ)持ち。同型が多い中で2~3番手での追走が予想されるが、逃げ馬の中では高く評価したいのはこの馬だろう。
評価=〇
6ユニコーンライオン
血統面は強くは推せないがミスプロ、セクレタリアトと好走血統持ちではある。追切評価Aで福島記念くらい走れる想定。内前有利と宝塚での好走から、この舞台での実績から見込まれての5番人気。スロー逃げで直線も粘りこむ予想だが、キングオブドラゴンの方を少し見込んでみたい。
評価=△
7マイネルファンロン
追切評価◎で状態面はいいと思うが、絶好調だとしてもこの馬に味方するようなハイペースであったり、外差し馬場が出現するとは思えないのでここは見切り。
評価=×
8プラダリア
血統面ではミスプロで〇、状態面も青葉賞の頃まで良くなってきている。菊花賞など早いペースではやや不安があり、どちらかと言えばゆっくりとした展開で追走して、しっかり脚を使う競馬がいいか。直線で早めにとらえに行った先行馬を差し切るような展開に持ち込めれば十分好走してもおかしくはないと思う。
評価=〇
9キラーアビリティ
カゲトラ競馬本命も状態面はあまりよくない想定。右周りで流れる展開の小倉やホープフルで好走しており、本質的には持続力勝負の競馬が向くのかもしれない。トラックバイアスを考えるといつもより1列2列前(後方で競馬する馬も多そうなので)になって長くいい脚を使うような競馬ができれば好走する可能性は高いだろう。同期のドゥウデュースらよりも斤量の恩恵があり、ここでの逆転の可能性もある。
評価=◎
10エフフォーリア
状態は◎だが、血統面で評価できる点はなし。阪神2200mは宝塚記念での走りを考えた時に、展開が向いたマイネルファンロンを抜くと、タイホ、ヒシイグアス、デアリングタクト、ディープボンドと強い馬で、それらの馬に勝てる馬がこのレースだとドウデュースくらいかなぁと思わなくもない。さらに少なくとも昨年よりは状態が上向きであることを化が得ると。気になるデータ派やはり絶望的な古馬エピファネイア産駒の成績。ただし勝つことは難しくても、普通に走れば馬券内率は高いと考えていいと思う。
評価=〇
11インプレス
状態面は好調をキープ。血統面ではこのレースにおいて推せる材料がなく、阪神2400m専用機であるように外回りでの直線競馬が非常に合っていそう。ここは相手も一気に強くなる上に得意条件でもなく、さすがに無理があるだろう。逆にここでも好走するならそうとう強いということで・・。
評価=×
12ドウデュース
血統面はミスプロとセクレタリアト持ちで文句なし。調教はそれなりに仕上がっているが、本番というよりもトライアルまでの仕上げか。それでもこの馬の能力なら・・と思わせてくれる。正直皐月賞の脚や、ダービーの直線での1頭抜けた脚を見ると、なんだこの馬は!と思ったし、朝日杯を勝った馬は応援していく教なので、これが競馬だ!というレースを見せてほしい。
評価=◎
13スカーフェイス
状態面、血統面からも強く推せる材料に乏しくここは。
評価=×
まとめ
◎=⑫ドウデュース ⑨キラーアビリティ
〇=⑩エフフォーリア ⑧プラダリア
⑤キングオブドラゴン ③ウインマイティー
△=⑥ユニコーンライオン
買い目
馬連11点(上位4頭消し馬なし方式)
縦目を抑えるなら追加1点する実質的には上位4頭BOX
三連複はこれで。
ワイドは◎から穴が来ればボーナスとしてのみ購入。縦はないと予想。
結果
反省
1~4番人気の馬連とかいう必死の当てに行きも6番人気の呪いフラグ回収で無事馬連の三連複もワイドも撃沈。やはりハーパー式の31点を基本買いとして購入していく方がトータルの回収率も改善されそう。予想は結果論になるので難しいが、ユニコーンライオンよりも6番人気を優先して買うべきだったかもしれない。