競馬と向き合う~逃げない思考回路~

 

①逃げたくなる、そんな夜もある

「あぁ・・どうしてこんな馬券になってしまったんだ?」

「どうして買えなかったのだろう・・」

「情けねえ・・今まで時間をかけて予想をしたのに・・」

 

JRA「兄ちゃん・・なんかいい材料でも持ってのか?あぁ?」

ワイ「直感じゃない・・・このマヌエラ切りには裏付けもある。ヨミさ・・・」

JRA「ならそのヨミがずれてんだろ・・」

格上・・・!とても今の俺じゃ太刀打ちできない・・・・!

 

当たらない悔しい思うをたくさんするが、今一度冷静に考え直すべきは、馬券力ではなく「予想力」であることに行きつく。

 

 

②自分がどうしたいか、原点に戻って

昨年のドゥラエレーデ激走事件は自分の競馬に対する考え方を変えるきっかけになった。さすがに自分が完全ノーマークの馬が年間数えるほどしかないG1を制する、これが競馬なんだ。

 

競馬おもしろ。

 

だから、出走する馬全てをしっかり吟味した上で馬券を買いたい。そんな思いが強くなり、全頭診断ブログをスタート。その効果をなるべく発揮できるよう、買い目に入れれる馬を増やせるよう、三連複から馬券を始めた。8月は夏競馬の難しさにやられてワイドへ移行する弱気な動きをしたものの、結局これも予想力がないと話にならないし、予想した結果1番人気と2番人気(キーランドC)がA評価(本命2頭)になったが、この2頭のワイド1点なんて、そんなの

 

おもしろ  くねぇだろ?

 

じゃあ三連複買う?あなたシナモンシティック買ってないだろ?0円じゃん!という結果を突き出され、ワイドを厚く買うのが正解!正解!という回収率原理主義者が現れることだろう。

 

 

ワイドせこせこ当てて回収率100%達成しても

 

おもしろくねンだわ(えぇ・・・・

 

三連複いっぱい買っても当たらないかトリガミだから、絞ってワイドを買え!

→全頭診断した結果来そうな馬いっぱいいるので絞れませんが?

 

こんなレースばっかなんだよな。ワイドを買えばよくね?は現実の問題を何も解決してないことに気が付く

 

よくよく考えると、トリガミって別にこっちは何も悪くないよな?(これまじ?)100通りあって、その中に確実に答えがあり、今回はたまたま100倍つかない世界線を引き当てただけで、4着の超人気薄が3着だった世界線もあるわけだ。(函館SS定期)

 

そんなワクワク感を味わうために馬券を買ってるのに、自分の予想力のなさから逃げてワイドをホイホイ買うのは、それこそ無駄なお金じゃないのか?

 

人間、本当に欲しいものが手に入らないと、他のものが手に入ってもどこか満たされないものだ。ワイドの当たりはそれこそまがいものの当たりで、それで満足できるかと言われると難しいはずだ

 

③この一年間をどう糧にするか?

8月終了時点での重賞実績。30万が17万になった。実際感覚としては半分も返ってきてるのか?ようやっとる。そんくらいいろいろ試行錯誤しては上手くいかないもどかしさを感じることも多い。

 

今は他に何もやってないし、競馬が一番だと間違いなく言える。ここまで毎週かかさずブログを書いて馬券も買って、アニメのような見るだけでいい受け身の趣味以外でこんなに続いた趣味は他にない。競馬は他の趣味とはもう違う。人生をかけて楽しむ価値があるし、お金をかける価値があると思っている。

 

自分の予想力のなさから逃げるような馬券はもう買わないし、自分の予想を曲げるような点数を減らし方もしない。自分がこうだと思う馬券を買って、それが当たるか、外れるか。これだけに集中したい。払い戻しがいくらだ、トリガミだ、回収率が何%だとか知らねーよ。(知らねぇよじゃねぇ!)

 

そのために食費や無駄な金を削って真剣に馬券を楽しむ、いい人生じゃないか?

自分の予想の足りなさで買えなかった馬たちをこれから、より一層色んな情報を精査して広い集め、バシバシ買っていく。この方法でしか何も特殊なファクターを持っていない初心者がやることなんじゃないだろうか。馬券力は自分の予想力が上がり、予想の軸たるものが見えてから、また考えてもいいんじゃないだろうか。

 

④今後の考え方

まず、馬券力というものは今年1年間程度で向上するほどそんな甘いものじゃない。とにかく予想力の向上、具体的には

①すべての馬の取捨選択を実施する。

②自分の好きな予想家の意見をたくさん仕入れて、その情報をもとに取捨選択する。

③レースごとにデータ・血統・調教・展開などのファクターを自分なりに精査する。

以上の3点をしっかり毎レース行うことを第一目標とする。特に③は難しいし、当然裏目を引くこともあるが、自分なりの考えを打ち出すことができなければ、いつまでたっても予想力は上がらない。逃げずに向き合う姿勢が大事だ。

 

そして重要なのは買いたい馬(A~C)とした場合にしっかり自分の中で順序を決めるべきだ。これは別にAとBとCでちゃんと毎レース分けろ、という意味ではなく、自分の信頼度と照らし合わせて判断していい。前は競馬は相対評価と言ったが、別に買いたい馬全てAのBOX買いでもいい。自分がどの馬も等しく馬券内に来るだろうと思うならむしろそっちを正確に馬券に反映した方がいいに決まっている。何度も言うが配当なんか我々が関与できるものじゃないんだから。どんなに競馬が上手くても万馬券万馬券が出るレースでしか取れないんだから。

 

馬券具体例

本命2頭(A)対抗グループ3頭(B)紐3頭(C)の8頭くらいを毎レース選出しフォーメーションを組むやり方。

BとCに大きな力の差がないと判断した場合は

AとBとCにそれぞれ力量差をつけるのが難しいと判断した場合。BOXでもいいだろう。トリガミでもいいじゃない。結果は俺らが決めることじゃないんだから。

Aが2頭に絞れるなら相手は全部でもいい。激走する可能性が0%の馬なんてこの世にいないのだから、いつでも買うことが正当化される馬券

 

 

⑤おわりに

競馬って難しい・・って何回も思う。毎日思う。競馬を当てようなんて思う方が間違いなんだと思う。だって3.2キロ走って数センチしか差がつかないものの順序を当てろなんて頭がおかしいでしょ。「当てる」なんて言葉はこの世にないのかもしれない。ただ「当たる」ことはあるわけで、自分が走る馬全てを考えて、「当たる」ように馬券を買ってレースを楽しむ。これ以外にやることなんて、この娯楽にないんだろう。そしてたまに万馬券そこらの馬券をゲットできたら、それが一番嬉しいんだよね。