2023年1月2月の重賞 振り返り

的中レース数=8 的中率は36.3% 回収率57.8%

月別成績は1月が的中率9%回収率9%、2月は的中率63%回収率104%でした。2月から始めたハーパー式を主軸としたキノガッサ馬券購入法の予想通り、的中率が6割程度あれば回収率100%前後いくのではないかという形でしたが、ほぼその通りになりました。以下、2か月間試行錯誤してみて思ったことを書いていきます。

 

1月振り返り~タコ負けタコ負け&タコ負け

派手にやらかしてますねぇ。よく一か月も同じ買い方ができたと感心すると同時に、すぐ改善せーやとも思わんでもない。なぜ三連複多点買いがメインになっていたか?を解説すると、昨年の一番の反省ポイントは「レースの資金配分」だったからである。競馬には様々な考え方があり「正解」は数少ないのだが、絶対不変の定理として「資金を多く投入したレースが当たれば勝てる」というのがある。そしてまた逆もしかり。昨年はとにかく厚く買ったら外れて、ちょろっと購入した馬券で結構な当たりを引き当てた。つまり全レース資金統一かつ、1点100円制限にすれば大きく負けることはないのでは?というのが出発点であった。ゆえに三連複多点買いが主軸となった。しかし、この選択が大きなミスとなる。自分の予想うんぬんよりもまず、何レースに1回的中すればプラスになるか?という考えが先行してしまったのだ。単純に3回に1回とすれば万馬券が必要となる。つまり万馬券以外は買う必要がない、という前提で予想の組み立てを強いられてしまった。となれば必然的においしいオッズの馬探しが始まり、「妙味」のある馬などという幻想を追い求めてはハズレ馬券の山を築き上げていくのであった。そしてもう一つ重大なミスがあり、それは馬券になる馬の組み合わせをあまり考えていなかったということ。競馬は1番人気と2番人気のいずれかが馬券内にくる確率は約85%と言われている。そして今年の重賞は・・なんと87%と確率通りに収束している。つまり1番人気と2番人気を勝っていない三連複は13%の確率でしか当たらないのだそんなことはお構いなしに、人気薄が本命で、1番人気と2番人気を紐にしていた。つまり確率の低い買い目をたくさん買いまくっていたのだ。フェアリーSあたりで、「こういうレースをとるためにやってるはずなんだがなぁ・・」荒れ予想ならば、荒れれば当たるだろう、そんな幻想も砕かれてしまった。その後、なんとなくここまでの重賞の結果をまとめてみた結果、上位人気の三連複BOXをベタ買いするだけでプラスになることに気が付いた。印に強弱をつけず、来ると思う馬をBOXで買えばいいんじゃないのか?それでも十分プラスになるのでは?という発想へといたる。予想より、出やすい組み合わせを買えばいいじゃん、という発想が今年初めて生まれた。AJCCは結局BOXをケチって40点になんとか抑えた結果、縦目で決まる超絶クソ外しをやらかす。「このまま三連複を買い続けてたら一生当たらない・・」ようやく気付き、翌週は単勝とワイドに変更し、ようやく初的中することができた。予想は大きく外れていないのに、全く当たらない、しかし何が原因なのかもよくわからない、という状態が前半続き、後半になって「馬券の買い方に著しい問題がある」という風に気づいたのが1月。そして1月の最終週のシルクロードSにて「ファストフォース法(FF法)」が生み出され、迫真競馬部がついに動き出したのであった。予想の反省だが、買い方に完全に引っ張られた結果、「自称妙味にのある馬(クソ駄馬)」を本命にして流した結果無事外しまくって死亡。結局予想というものは、馬券の買い方に引っ張られるものだということを深く思い知った。例えば、ウマゲームのような万馬券条件だったら、そらガチガチ予想になるわけないし、このレースは必ず当ててください!と言われれば誰だって人気馬を本命にするだろう。結局予想なんてものは自分の確固たる「絶対的ファクター」がない一般人においては、馬券によって左右されるのだ。ゆえに、そういうファクターを持つ人間だけが、他の人にはとれないような馬券を掴むことができるのである。我々初心者のパンピーにいったい何ができるのか?改革の2月の幕開けである。

 

2月振り返り~馬券改革元月~

月間回収率100%超えを達成。先月9%からの大躍進。少なくとも先月の買い方より断然よくなったことが伺える。まずスタートとして、シルクロードSより、馬券1点100円をやめて、資金を配分することにより、上位人気馬を買いやすくなったことが的中に繋がった。初週はFF法で各順位に来そうな馬を選定、そのボードを見て、自分の買い目を検討するという非常に活気的でわかりやすい馬券術が誕生。今まで「自分の予想を馬券にすることができない」という重大な問題を一気に解決することができた。さらに副主将の基本資金の底上げも実施、これにより自分の予想を馬券に反映することがさらに容易となった。2週目についに「ハーパー式」が誕生。さっそく成果を上げる。曽志崎は微マイに終わったが、予想の本線がややずれていたレースを拾っていた分、やむない結果と言えよう。逆に予想は良かった副主将は買い方に難があり回収率は低かった。3週目は前週の反省を生かしながら券種を話し合ったが、ワイドにやや不満があり、日曜日は馬連三連複での勝負となり、それなりに成果を出すことはできた。日曜日のフェブラリーSでは、京都牝馬にて自身の予想をあまり反映できなかった結果、回収率が物足りない結果となったのを生かして、思い切って本命から絞った買い目で勝負。結果とし過去最高の払い戻しになった。最終週はやや高配当に期待して三連複のみで勝負してみたがやはり大敗。広めに三連複を買うと、つい欲が出て外してしまうことが多いのが欠点だと改めて痛感した。トータル「ハーパー式」で馬券を購入したレースは少ないが、一定の成果を上げることができたため、かなり理にかなった買い方であることを十分に理解。さらに良かったのが、競馬における出やすい組み合わせをよく意識するきっかけとなった点だ。人気馬を1~4人気とした場合、今年だと96%のレースは「人気・人気・人気」「人気・人気・穴」「人気・穴・穴」である。さらに人気が2頭入る確率は81.8%もある。その法則に即して無駄なく馬券を買うのは、的中率を大幅に改善するのに役に立った。あとは自身の予想力でさらに買い目を考えてよりよい回収率にするためにどうすればいいいか、考えていくしかない。

非常に雑ではあるが、平均すると1レースに1頭の割合で穴馬がくるということになる(5番人気以下が馬券になった回数が22回のため)ゆえに人気人気穴の組み合わせは一番信頼度が高いとも言える。こんなこと、去年まで1ミリも考えんかったなあ。全てのレースは独立事象なんやから、そんなんなんの意味もねーだろ!とか思ってたけど、こんなに収束するんすねぇ。

 

コラム 取りやすい馬券を考える

色分けをして、区分を解説した。5番人気を穴馬のはじめと考えると、自身より下の人気の馬にワイドを流して当たるレース数はわずかに3レースのみで、10回に1回ないのだ。そんな買い目が必要ないだろう。また、人気馬(1-4)から穴馬への馬連が当たるレース数は13レースで59%。その払い戻しの平均はなんと7480円、中央値は4000円・・。そこそこ出現する組み合わせで、それだけの配当がつくなら、焦点を当てるべきはそこだろう。人気馬同士で決まった買い目を入れて保険を掛けるもよし、人気ー穴のみに絞って厚く買うもよし。そこに答えはないし、予想を反映すればいいだろう。

サンプル

◎2番人気A 〇5番人気B ▲1番人気C

買い目 単勝A500円 馬連A-B500円 馬連B-C500円 ワイドボックス各500円

印はあくまでホワイトボードに書いたものを便宜上打ったにすぎないが・・。単勝はなるべく3倍以上の馬を買うようにすると回収率は悪くなさそう。中央値は430円でそのあたりがねらい目。1番人気2番人気の勝率は7割近く、1-4番人気で86%あるので、うまくやれば稼げるはずだろう。サンプルのレースは人気2頭がさすがに強く、どちらも来る想定で、かつ2番人気の方が向くと予想。来る穴馬を1頭選び2着に入ってお願い馬連。ここの着順は神のみぞしるといったところで・・。ワイドに関して買うかどうかは難しいが、B-A-Cで決まったときに0円食堂では生きていけないだろうという考え。こういう馬券を買うべきか、それとも単勝馬連1000円ずつがいいのか、そこは毎レースじっくり考えるべきだろう。

 

単勝馬券の考え方

2月の単勝回収率は264%。ほとんど勝ち逃げみたいな形になったからどれだけ回収能力があるかわからなかった。試しに2月のおそらく本命と思われる馬の単勝を3000円勝った場合の回収がどの程度になるか調べてみると

これまじ?っていう回収率になる模様。たまげたなぁ。上の出現オッズ一覧を見ると、3倍から10倍までが18勝で、このあたりから馬を選べばほぼほぼ当たる。あとはどれだけ勝ち馬を見つけることができるか。回収200%超えはさすがに上振れがすぎるものの、うまくやれればこれだけ稼げるという事実も忘れてはいけないだろう。

 

 

まとめ

馬券内のすべての馬を買う必要のある三連系の馬券は、レースを見るときも自分が買っていない馬が来てしまう恐怖に苛まれながらになってしまう。それよりは自分が買ってる馬を必死こいて応援するのが、ストレスなく競馬を一番楽しめるのかもしれない。そっちの方が回収率が高いならなおさら・・ね?3月は期待値の高い馬連単勝ベースでやってみようと思った。