全体予想
前走傾向
大きな傾向というのはあまり見られない。距離延長の京都牝馬、短縮の愛知杯や有馬記念・同距離からの3勝クラスや重賞など割と路線は様々。あまり予想のファクターとする点ではないか。
血統傾向
父サンデー系が過去10年で25頭、ミスプロ系が4頭、ロベルト1頭で占めている。今年サンデーとミスプロにどちらにも該当しない馬は父クロフネのママコチャ、ロベルト系のエピファ産駒のイズジョーノキセキ・テンハッピーローズ、スクリーンヒーロ産駒のウインシャーロット、モーリス産駒のディヴィーナ。
展開予想
逃げ・・・・・ウインシャーロット
先行・・・・コスタボニータ サウンドビバーチェ ママコチャ ルージュスティリア
差し・・・・・テンハッピーローズ ディヴィーナ ピンハイ
追い込み・・・・・アンドヴァラナウト イズジョーノキセキ サブライムアンセム フラーズダルム
先行で穴っぽいのはコスタボニータとサウンドビバーチェか。雨の影響が土曜日にどう出るかも考えておきたい。
全頭診断
ウインシャーロット
安定感の塊のような成績。前走京都牝馬は初の阪神も問題なくこなし、差し有利の展開を粘って着差なしの2着と健闘。ここでも先行馬の中では実力上位で崩れはなさそう。血統面はロベルト系の好走が数が少ないが、単純に能力の高い馬がいなかったとすれば。
評価=〇
コスタボニータ
フジキセキ産駒のイスラボニータ産駒。前走初音Sでは内前有利を3番手で走り切り、8番人気で穴を開けOP入り。ここも昇級初戦が重賞で、さらに敷居は高いが。阪神1600mは勝鞍あり。大きく負けた前々走は出遅れで、それ以外は基本安定して先行してしっかり競馬できている。昇級初戦は人気になるもフラーズダルムの4着、そのあと人気を落としての勝利は、やや過小評価されていた部分は大きい。先行有利の展開になれば十分好走圏内とみて。
評価=△
サウンドビバーチェ
ラブパイローに蹴られたことで起きた伝説のだったら助太刀事件。紫苑Sはスタニングローズと差のない2着。秋華賞はまた放馬もあったが7着にまとめ、前走リステッドでは同じ阪神1600mの舞台で2番人気に支持されるも11着で最下位。敗因などはわからないが、気性的に難しいところがあるのか?仕上がってなかったのか?状態面はここは上向きで、実績的にも悪くない。4歳馬の成績も良く、なりより阪神のドゥラメンテは脳死で買えが家訓なので押さえておきたい。
評価=〇
ママコチャ
先行して最後まで良い脚が使えるタイプ。前走は3歳馬ながら1番人気も、先輩馬たちの前に5着。斤量的に恵まれていたが、先行して最後の伸びを欠いた結果となった。古馬になって初戦、ここは何とか巻き返したいところ。父ノーザンダンサー系は過去10年で一度も馬券になっていないので、その辺は気がかりだが・・。
評価=△
ルージュスティリア
チューリップ賞では出遅れ負け、フローラSでは折り合いがつかず1番人気で最下位。立て直して以降、自己条件でマイル3連勝でOP入り。しっかり先行していい脚を使えるので、安定感はある。先週はやらかした川田も今週こそはやってくれるだろう。福永Jからの引継ぎ馬はかなり高確率で走らせているので、期待。
評価=軸
テンハッピーローズ
1400m主体で久々の1600m。前走京都牝馬では6着とそれなりに走った。エピファ産駒はあまり信用できない。穴は他からか狙いたいか。
評価=×
ディヴィーナ
実績面から見て、中京1600が良く走ってる。モーリス産駒らしい点といえそう。左回りが良績が多いため、阪神ではどうか。切れ味タイプではなく、勝った時は全て先行しているため、出遅れなくスムーズに先行できるかがカギになるか。現状積極的に狙うのは難しい。
評価=×
ピンハイ
前走は叩きだったか、直線伸びを欠いて8着。東京よりは、右回りの阪神マイルでの方が好走イメージ。馬群を割れるタイプで、ロスなく運べる内枠がいいか。馬格が乏しいので、ある程度体重があれば。雨の影響もありそこまで早くならないなら時計的に足りるか。
評価=〇
アンドヴァラナウト
重馬場は合わないか、近走は不振。昨年同様愛知杯からの巻き返しになる。良馬場の阪神では結果が出ている。ディープ×エアグルーヴの母グルヴェイグは全姉にゴルトベルクなどいるが、3勝クラス止まりで、この馬が実績では一番。吉田隼人はイメージとしてはある程度乗ってから修正していくタイプ。ここは昨年同様馬券内まではどうか。
評価=△
イズジョーノキセキ
有馬記念は内枠の差し馬が好走したが、この馬もその1頭。とはいえ、メンバーレベルはもちろん高く、出走したメンバーも多くが今年の重賞ですでに勝ったり馬券内になったり。距離短縮になるが、阪神牝馬はある程度前半のペースが上がりづらく、追走に戸惑わなければ、力は出せそう。ヴィクトリアマイルへのおそらく叩きになるが、人気になるなら軸候補。
評価=軸
フィリーズレヴュー以来復調傾向があまり見られない。前走は特に出遅れで何もできずに終わった。状態面は久しぶりに良い状態で、好走を期待できそうだが、牝馬は勢いが大事ということで、一回走ってからでも。
評価=×
フラーズダルム
元町Sは高速馬場で差し切りで勝ち。外差し有利の馬場で、ある程度時計に出る馬場になれば今回も頭数が少なく、自分の競馬ができそう。前走届かなかったのは、内有利の馬場状態だったからかも。今回もまだまだ内有利の傾向であれば、メンバーレベルも上がるここは、また馬券内には届かない可能性も高い。
評価=△(馬場状態次第)
まとめ
軸=ルージュスティリア・イズジョーノキセキ
〇=ウインシャーロット・サウンドビバーチェ・ピンハイ
△=コスタボニータ・ママコチャ・アンドヴァラナウト・(フラーズダルム)
買い目
①軸から馬連ワイド〇△各15点
②三連複軸2頭流し相手7頭36点
③三連複2頭軸フォーメーション2列目〇3列目△の37点
結果
荒れてんなぁ。サウンドビバーチェ勝ってるやん。コスタボニータも評価してたけど、どうにもならんなあ・・・。これは今の形では厳しいかな・・。