7/15(土) 函館2歳S 予想と結果

全体予想

順当決着、というかそもそも人気=実力ではないレースなので、基本ある程度の波乱は必須。どこから入ってどこまで広げるかのチキンレースになるが、ここはデータ中心に気になる馬は拾っていった方が良さげだ。

 

 

血統傾向

今年の出走馬血統まとめ

サンデー系=

カレンナオトメ(カレンブラックヒル

クールベイビー(アルアイン

チークタイム(キンシャサノキセキ

ルージュレベッカ(キズナ

コルルディ(ダノンシャンティ

10年で9回1頭はサンデー系が絡んでいる。今年もこの中から1頭は馬券内に入るか。過去好走した種牡馬キンシャサノキセキが3回、キズナが1回。

 

ロベルト系=

アガシエピファネイア

過去ロベルトで馬券内はストロングリターン産駒のプリンスリターンのみ。

 

ミスプロ系=

スカイイキャンバス(ファインニードル)

ナナオ(ロードカナロア

バスターコール(ルーラーシップ

アゴーゴー(ロードカナロア

ロータスワンド(ロードカナロア

過去ミスプロ系で馬券内になった種牡馬マクフィシーキングザゴールド系)アイルハヴアナザーフォーティナイナー系)パイオニアオブザナイルファピアノロードアルティマシーキングザゴールドプリサイスエンドフォーティナイナー系)それぞれ違う種牡馬かつ、キンカメ系以外の米国ダート血統というのが面白い。

 

ノーザンダンサー系=

ゼルトザーム(ヘニーヒューズ

タヤスロンドン(シャンハイボビー)

レガテアドール(サトノクラウン

シャンハイボビーは代表産駒にマリアズハート・マンダリンヒーローなどがいるハーランズホリデイ産駒のストームバード系種牡馬。ハーランズホリデイは母父としてモズベッロやアリーヴォ・京王杯SCで4着だったアヴェラーレなどを出している。

 

ヒムヤー系=

ベルパッション(ダノンレジェンド

ダノンレジェンドJBCスプリントを勝利したダートスプリンター。目立った産駒はいないが、そこそこの勝ち上がり率。

 

枠順傾向

前走傾向

①前走4角4番手以下=カレンナオトメ・ゼルトザーム・ベルパッション

②前走函館以外の馬=カレンナオトメ(福島5着)チークタイム(阪神)バスターコール(東京)

③函館以外の馬の前走距離=カレンナオトメ(1200)チークタイム(1200)バスターコール(1400)→バスターコールは人気になりそうだが買えるということで。

 

展開予想

 

開催初週を使ったロータスワンドが持ち時計1位で人気にもなりそうだが、時計面以外にも買い要素があるだけに軽視は

 

今回の距離短縮組=バスターコールのみ。人気のない馬も人気馬も関係なく走る馬は走るといった印象で、少なくともマイナスではないが、前走函館以外の馬に勝ちがないのが・・。

 

前走1000mは近年では脳死買い要素へ。

今年の該当馬=スカイイキャンバス ナスティウェザー ゼルトザーム

 

関西馬ロータスワンド チークタイム ナナオ アガシ コルルディ レガテアドール ベルパッション ルージュレベッカ ゼルトザーム 

 

美浦所属で480キロ以上=タヤスロンドン バスターコール 

 

 

全頭診断

1.スカイキャンバス(牝) 横山武

父ファインニードル 母父スニッツェル(ダンジグ系) 

マイナス要素は前走外目の枠からハナを奪っての勝ちと揉まれる経験がない。前回1枠1番で馬券になっているグランデは前走も同じ枠で逃げていた。プラス要素として、距離延長組の成績が近年非常にいいこと、タケシが函館を得意にしているところか。血統的に短距離は向くと思うが、まだ2年目産駒なので傾向は・・。内側の馬場が悪くなって、包まれて外に出せないようだと苦しいだろう。ただスタートを決めてすんなり前に行ければ・・。まあそこは運もあるし・・。評価=△

 

2.ロータスワンド(牝) 藤岡佑

ロードカナロア 母父サクラバクシンオー 兄ビアンフェ(函館2歳S勝ち)

2月生まれの牝馬で、このレースを圧倒的に得意とする栗東中竹厩舎で姉兄ともにこのレースを制し、函館スプリントに実績のあるカナロア産駒。マイナス要素が前走外枠から逃げて勝って、揉まれる競馬の経験がなく、今回は内枠という点。スカイイキャンバス同様に、出負けして包まれると、馬場が悪いところを走らされる可能性がある。ただ、タケシと同様に函館ではかなり乗れてるハゲニイならリカバリーも・・。枠的に不安の方が大きいので本命にはしたくないが、普通に走れば勝ち負けとみて。評価=〇

 

 

3.チークタイム(牝) 和田竜

キンシャサノキセキ 母父エイシンフラッシュ

このレースに相性のいいキンシャサ産駒。前走は阪神で内目の枠を先行してジワジワ伸びて勝ち。スタートからかなり追っていたので、今回流れが早くなるとかなり位置取りは悪くなりそう。おそらく中団から後方の位置取りになるので、キレるタイプではないので、かなり前崩れがないと苦しい。ただすんなりスタート決まって、前で受けれれば面白いタイプか。鞍上も重馬場でも追える竜二なのでそこは期待。前走函館以外の馬はデータ的に微妙もけっして、マイナス要素ではないと見て、ここは軽く抑えておきたい。評価=△

 

 

4.タヤスロンドン(牡) 丹内祐

父シャンハイボビー(ストームバード系)母父 スズカマンボ

超少頭数の前走から、特に評価をする部分があまりなく、プラス要素としては馬格が非常にある部分くらいだが、なによりも北のルメール丹内の馬なので抑えるしかない。評価=☆

 

5.ナスティウェザー(牡)富田

パイロ 母父ディープスカイ 

前走ダート1000mを素晴らしいタイムで勝利。乗り替わりで斤量プラス・・。過去10年で父系エーピーインディ系一度も馬券になっていない。馬場適正がどうかも不明。予想以上に人気している印象で、近年のデータと重馬場想定のせいか。あまり高く評価してないものの、消す要素もないのが難しい。評価=☆

 

6.バスターコール(牡) C.ルメール

ルーラーシップ 母父フジキセキ

距離短縮はデータ的には悪くない。ただ函館未経験と同じで勝馬は出ていない。スタートセンスはそこまで高くなく、位置取りはあまりよくなさそう。直線で脚を伸ばせるかどうか怪しく、積極的には狙いたくはない。ただ能力上位の可能性はあるので、抑えておく程度。評価=☆

 

7.クールベイビー(牝) 佐々木

アルアイン 母父ケイムホームゴーンウェスト系) 

斤量の恩恵はなし。馬の能力も上位ではなくここはジョッキーの腕が試される条件。アルアインの初年度産駒で初の重賞。アルアインの母ドバイマジェスティは父系エーピーインディでダート短距離で好走。アルアインも同じようにスピードの持続力が持ち味だった。アルアインの特徴が受け継がれていれば、前傾ラップのハイペースになる短距離レースでは、後半まで持続力を発揮できるかもしれない。サンデー系、ディープ系の中では短距離向きの種牡馬の可能性も。三番手で差し切っての競馬も悪くなく、ここもある程度の位置取りから差しての好走に期待。 評価=〇

 

 

8.カレンナオトメ(牝) 黛弘人

カレンブラックヒル 母父チーフベアハート(ダンジグ系)

前走4角4番手の馬は過去10年1頭も馬券になっていない最悪データに該当。現状最下位人気で、唯一未勝利での参戦かつ、前走福島を使ってきた。カレンブラックヒル産駒はラブケリーが3着好走がある。新馬は大きく出遅れての3着と着順以上には評価ができると思うが・・。2月生まれの牝馬であるという1点と買えるデータがある分、最下位人気なら抑えてもいいと思えるようなレースではある。評価=☆

 

 

9.ナナオ(牝) 西村淳

ロードカナロア 母父オルフェーヴル 

前走未勝利を勝ち上がり。この馬には経験がある(迫真)ロードカナロア産駒は1200m重賞では脳死で買うという家訓があり(おお、もう)ということで抑える。評価=△

 

10.アガシ(牡)武

エピファネイア 母父クロフネ 

血統的には正直プラス要素がないか・・。未勝利勝ち上りで経験は豊富、今回もこのメンバーなら差しに回って、外差し馬場になれば面白い。評価=☆

 

11.コルルディ(牝) 鮫島駿

ダノンシャンティ(父父フジキセキ)母父クロフネ

人気していない理由としては、単純に逃げて勝った馬であること、ダノンシャンティ産駒であることか。短距離のサメカツは軽視しづらいし、倒したナナオよりも人気がないので、抑えたいが。。評価=☆

 

12.レガテアドール(牡) 斎藤新

サトノクラウン 母父アドマイヤマックスサンデーサイレンス

この馬も経験値があり、揉まれてもやれるという点を評価されて人気している印象。血統的にもサトノクラウン=重馬場巧者というイメージでさらに人気している可能性。逃げていない競馬で勝った馬の回収率のいいレースだけに軽視は・・評価=☆

 

 

13.ベルパッション(牝) 松田大

ダノンレジェンド(ヒムヤー系)母父ハーツクライ

前走4角4番手の馬は過去10年1頭も馬券になっていない最悪データに該当しているのに、買い要素が無限にあるときはどうすればいいんだい?2月生まれの牝馬で完成度は高い。さらに前走控えて揉まれた競馬をして、今回外枠だった場合は優秀な成績。ただこの人気で買う馬か?というのはある。ヒムヤー系やぞ?松田やで?評価=△

 

14.ルージュレベッカ(牝) 横山和

キズナ 母父ルフク(フォーティナイナー系)

ほぼ2月生まれの牝馬()少頭数を逃げて勝ったので経験は積めておらず、前走出遅れおり、今回外枠でこの頭数だと位置取りにはかなりの不安が・・。外枠のカズオを信じろ・・か?今のとこ買い要素に乏しいが・・外枠ゆえにスムーズに競馬ができればワンチャンあっても。評価=☆

 

15.ゼルトザーム(牡) 浜中

ヘニーヒューズ 母父キングカメハメハ 

前走4角4番手の馬は過去10年1頭も馬券になっていない最悪データに該当。倒したアガシの方が若干人気に・・こんなんばっかじゃねーかよ。ピンク帽が連覇している?ほぼフルゲートはどうかな・・。でもデータ的にも来てもおかしくはねぇんだよな・・。評価=☆

 

まとめ

◎=なし

〇=ロータスワンド ベルパッション

△=スカイイキャンバス チークタイム ナナオ クールベイビー

☆=タヤスロンドン ナスティウェザー バスターコールカレンナオトメ アガシ コルルディ レガテアドール ルージュレベッカ  ゼルトザーム

 

☆は△よりも低評価だが来る可能性はある予想

 

買い目

1~4番人気から3頭選び、そのうち2頭は入り、あとは何が来てもおかしくない・・そんな予想の元組んだ馬券。

結果

ピンク帽連覇・・。2着にロードカナロア産駒、3着にタケシ。特にこの結果に関しては意外性がないものの、この結果を想定するのは難しいだろう・・。