全体予想
1倍台は全勝。50倍以上の大穴は過去20年で1頭のみ。過去を遡っても3番人気以上で決まったのは昨年のみと超イレギュラーな結果だったと言える。基本的には実績馬優位のレース。
血統傾向
早い段階でペースが上がる=瞬発力勝負ではなく持続力勝負に近いので、2200mという長距離よりなレース体系でも短距離に強いダンジグが◎で持久力に優れたノーザンテーストやスタミナタイプのリボーが向く。求められる能力がよくわかる素晴らしい動画。
上にもあったようにロベルト系でもクリスエス系よりグラスワンダー系が好走している。クリスエス系は出走頭数の違いもありそうだが、シンボリクリスエス産駒のミトラ以外好走はない。今回もクリスエス系は不在で、ロベルト3頭全てグラスワンダー系統(ジェラル・ウイマリ・ノーブリ)かつこの舞台への適正が高くどれも軽視はしづらい。
枠順傾向
5年連続で4番以下が馬券内。セントライト記念からも内枠有利であることは明確。外を回して勝てるような極端なバイアスがかからない限り中山らしく内前有利は崩れないだろう。
かなり昔のデータまで拾ってみると、やはりかなり内枠が強いと見える。2013年に外枠から追い込んで優勝したヴェルデグリーンはかなり異質(9番人気)のちにAJCCを勝つように中山2200を得意とした馬だったことも大きいだろう。
前走傾向
JRAデータ=ローシャムパークとエヒトの複勝内率は26%くらいあるよ!
こんなクソみたいなデータしか出せんのか・・?
有益な前走傾向があまりなさそうなレースなので、今回は6番人気以上で馬券になった馬の前走傾向をチェック。
同じような成績を連続で残しているウインキートス。日経賞凡走から目黒記念で巻き返し、さらにオールカマーでは好走。ただウインだからなのか丹内松岡だからなのか人気になったことはないまさに地味強ホース。
重賞での好走経験は京都2歳以外だとセントライトで巻き返したことから適正は高かったと言えるだろう。
母母トウカイテネシーはテイオーの全妹。林徹調教師と工が競馬学校時代にともに過ごしたことが縁で任される。うん、すごいわ。そして今年はまた骨折で白紙・・。日本海Sは1番人気でスルーセブンシーズを撃破して勝利。重賞実績では特に同距離での好走や3勝クラスでの相手関係などヒントになるか。
7番人気で2着だったラキシスは前走VMで大敗して人気を落としていたが、エリ女で2着の実績から2200mへの適正は高かった。その後エリ女や大阪杯を勝った。
こちらは14年12番人気3着のクリールカイザー。前走日経OP4着で重賞では足らないと思われたか。ただ中山2200の湾岸Sを勝った実績通りの好走で穴を空けた。その後4番人気でAJCCを制覇。こちらも適正の高さを見せつけるような結果。
まとめ
かなり顕著に2200mの3勝クラス~重賞実績が顕著に見えた。まだワンパンチ足りなさそうな馬でも2200をしっかり好走できていれば十分足りる、そういうデータか。ただ今回のメンバーで中山2200mでの好走歴のある馬が、アサマノイタズラ、ウインマリリン、エヒト、ガイアフォース、ジェラルディーナ、タイトルホルダー、ノースブリッジ。人気サイドも多くあまり使いどころはないか傾向か・・。
脚質傾向
近走脚質
逃げ=タイトルホルダー
先行=アラタ ウインマリリン ノースブリッジ マテンロウレオ マリアエレーナ
差し=エヒト ガイアフォース ジェラルディーナ ロングラン ローシャムパーク
追い込み=アサマノイタズラ ゼッフィーロ
重賞ゲッツデータ
新たに目ぼしいデータはないものの、リピーターの好走が多いわけではない点は注目点か。中山2200m実績がかなり直結するイメージだが、それとは反するデータなのは興味深い。
全頭診断
1.ロングラン
こんなの買えるわけ・・内枠が強い?さすがにハンデ10キロくらいくれんかな
評価=消
2.タイトルホルダー
ここの舞台はベストに近い。ただ状態に関してはみんなどうかなぁって言ってる。斤量はお得。逃げ馬も不在で比較的前有利になりそうでこの枠。トータルこの馬から買いたいくなるよなあ。
評価=◎
3.アサマノイタズラ
セントライト記念を勝った馬の翌年の好走率はやばい。AJCCは頑張ったが展開利があったかなぁ。極端な競馬になれば一発あるタイプも期待はうっすい。馬券にはひっそりとだけ加えたい。
評価=✓
4.マテンロウレオ
血統=母父ロベルト系 母系にダンジグ持ち 母系にリボー持ち
能力上位で非根幹距離も悪くない。内枠で前目で競馬できる点が今回のメンバーの中では生きるか。4歳馬内枠で血統面もそれなりに良く評価を上げたい。
評価=▲
5.アラタ
父キンカメ 母父ハーツ
中山の田辺で内枠。前走の内容は案外だったがおつりがあまりなく展開も馬場もいまひとつだった可能性も。さすがに相手が強いが前目で運べる分1発はある。
評価=✓
6.ジェラルディーナ
父モーリス 母父ディープインパクト
血統=父ロベルト系 父か母父ディープ 母系にダンジグ持ち ノーザンテースト持ち
去年勝ってる舞台でかつ前走は宝塚記念であのメンバー相手の4着なら悪くない。ただ差し決着で展開は向いた部分はある。常に展開がはまった時に好走するため、案外過剰に人気するタイプでなく加えて今回は鞍上が団野Jといよいよ地味な印象に。斤量的には恵まれている部分もあると思うし、十分好走圏内と見る。
評価=〇
7.ガイアフォース
昨年のセントライト記念好走馬はよく走るレース。高速馬場への対応力が高く、AJCCよりも時計の出る今の中山なら。秋以降で幅を広げるならここは賞金加算したいところで結果が欲しい舞台。折り合い面に不安があり、前半スローペースになった際はやや不安も。
評価=▲
8.ゼッフィーロ
血統=父か母父ディープ 母系にダンジグ持ち 母系にリボー持ち
血統的にこのレースへの相性は◎。重賞実績がないが思ったより人気している印象。3歳時の小倉で見せた末脚は非凡で、ここまで4戦連続上り最速は高い能力の証明か。
評価=☆
9.チェスナットコート
血統=母系にリボー持ち
応援してます。ご安全に
評価=消
10.エヒト
血統=父か母父ディープ 母系にダンジグ持ち 母系にリボー持ち ノーザンテースト持ち 過去5年ルーラーシップ産駒(0-1-1-0)
やや外目の枠が嫌われたか人気がない。スタートセンスのある菅原J、なんとかしてくれ。ポジション取りはやや後ろ目になるので展開利がないと苦しいが、時折見せる謎の豪脚に期待。得意の舞台でなら十分勝負になると見る。
評価=▲
11.ノースブリッジ
父モーリス 母父アドマイヤムーン
血統=父ロベルト系 ノーザンテースト持ち フォーティナイナーは好走馬出す相性◎スタミナ色強いニジンスキー系内包
枠がイマイチで中々重たい印をつけずらくなった。AJCCは距離不安や左回りでこその評価を覆す完勝。勝ち負けには内枠が欲しかった印象だが、馬券内なら十分好走圏内だろう。
評価=▲
12.ハヤヤッコ
父キンカメ 母父クロフネ
重賞でも大崩れなく安定感のある走りを続けている。今回もおそらく相手なりに走るとは思うが、揃ったメンバーのここで馬券内まで期待するのは酷か。
評価=消
13.ローシャムパーク
父ハービンジャー 母父キンカメ
血統=ノーザンテースト持ちでダイナカール牝系でトニービンの持久力◎ 父系だがダンジグ直系
函館記念は決して得意の条件ではないレースを強い勝ち方で勝利。本格化を予期させる内容。今回もそれを評価される形で人気を集めた。鞍上も引き続きも、これ以降は・・戸崎か??ただいかんせん枠がキツイっすね。そこでやや評価を下げたい。
評価=△
14.マリアエレーナ
血統=父か母父ディープ
さすがにこの枠からいい位置で競馬するのは厳しいだろう。今まで内枠でそれなりに走れていたが、いきなり大外枠で三浦Jで好走までは普通に考えれば・・。前が止まらない展開をしっかり出して前受けできれば能力的には足りなくもないが・・。
評価=✓
15.ウインマリリン
血統=父ロベルト系 母系にダンジグ持ち ノーザンテースト持ち
斤量と枠が鬼すぎて、さすがに実力馬だが厳しいだろう。ただこのレベルになるとはねのける可能性もなくはないので、馬券の端には加えておきたい。
評価=✓
評価まとめ
◎=タイトルホルダー
〇=ジェラルディーナ
▲A=ガイアフォース
▲=エヒト ノースブリッジ マテンロウレオ
△=ローシャムパーク
☆=ゼッフィーロ
✓=アラタ マリアエレーナ ウインマリリン アサマノイタズラアラタ
買い目
今回は1番人気2番人気のどちらかは馬券に来るだろう・・・という前提の元、馬券組みをスタート。ただメンバーレベルも高く、極端なバイアス(前有利)かつタイトルホルダーが対応できなかったり、3番人気以上で決まることも十分想定しつつ様々な角度から組んでみたい。
ダイエットボーナス
シンプルに3連単2着付けチャレンジ
結果
買い方が下手すぎて予想して馬券を組むのやめます。