2/26(日) 中山記念 予想と結果

全体予想

過去10年で1番人気と2番人気ともに不在は1年のみで、その年も3番人気は入っている。紐荒れも8番人気が最高で、実質8頭立ての様相。軸選びさえ間違わなければ的中は簡単だが、高回収率を出すのは難しいレースか。ここはしっかり当てて小金を増やす程度のイメージでいいだろう。

過去オッズ10倍以上の勝ち馬はなし。三連複は3000円以上出る年が多い。上位拮抗でオッズが割れるせいか?

頭は固く、2着馬も基本的には5番人気まで。馬連20倍超えは3回。馬連を買うならなるべく点数を抑えるべきか。

複勝率では2番人気がトップで、4番人気も優秀。1番人気は連対率はそれなりだが、馬券外もよくあるので、軸にするには注意が必要か。

内枠有利が顕著。外枠で勝った馬も格が違った馬や少頭数の影響もあり、紛れがおこるなら内枠だが、今回は強いメンバーが揃ったため、内枠人気馬はさらに有利になるだろう。

注目は後述の白富士S(アドマイヤハダル・サクラアンプルール)か。過去10年で前走重賞以外で馬券になったのはその2頭のみ。

展開予想

逃げ・・・・・ドーブネ・トーラスジェミニ・ショウナンマグマ

先行・・・・・ソーヴァリアント・リューベック・ラーグルフ・ナイママ・

       ソロフレーズ・スタニングローズ・ダノンザキッド・ヒシイグアス

差し・・・・・シュネルマイスター・イルーシヴパンサー

追い込み・・・モズベッロ・スカーフェイス

控えてもいいことがない3頭が行くと思われる。枠次第だが、どれかはハナに立つだろう。先行勢もスタートが良い馬が番手か3番手にはとりついてポジション確保しそうで、先行バカのタケシならなおさらそうなりそうではある。差し勢の2頭も出足さえつけば、中団くらいにはつけそうで、力で劣る馬たちが後方になるだろう。特にイルーシヴパンサーは、京都金杯で人気薄で勝ったマイラーケイデンスコールと被るとこもあり、その時も中山記念では前目につけての2着。Mデムーロが位置をとれるか微妙だが、内枠なら。ソーヴァリアント早め先頭の押切横綱相撲で前を一掃、後ろの差し馬台頭パターンか、ソーヴァリアント失速、先行勢が残っての前残りのどちらになりそうで、展開面でのレースの軸はソーヴァリアントになりそうだ。

全頭診断

1ダノンザキッド

血統面・・・・・・・・・ジャスタウェイは勝ち馬だがそれ以外は評価できず。

追切評価・・・・・・・・外厩で仕上がり。マイルCSぐらい走れる。

データ面・・・・・・・・重賞馬かつ前年連対馬前走13頭以下レース×

昨年の中山記念は、気性の悪さから出遅れ、道中押し上げるも7着どまりで人気を裏切った。それ以降、距離メンバー問わずの善戦マン化。能力的な問題より、中山を嫌うメンタルが問題で、そこが改善されていれば今回も相手なりに好走するだろう。

評価=〇

 

2ソロフレーズ

血統面・・・・・・・・・血統面で+なし。

追切評価・・・・・・・・調教で動かなくなってきている。

データ面・・・・・・・・前走重賞以外×前年G1出走なし×

日本海Sでは700万近い配当の3連単を演出。さらに鞍上に武士沢を迎え、全国のチャレンジャーたちのハートをくすぐる。ここで馬券内なら数年に1度の高配当も。

評価=×

 

3イルーシヴパンサー

血統面・・・・・・・・・母系キンカメ〇ストームキャット〇で本命候補

追切評価・・・・・・・・終い11秒台連発で前走からも上澄みありそうで◎

データ面・・・・・・・・重賞馬かつ前年連対馬

末脚堅実で東京マイルが適正では一番。中距離戦線、特にトリッキーな中山では・・というイメージが大半だろう。安田記念が大目標?となるとまあまあ謎ローテだが、カラテのように中距離重賞もちょくちょく稼げるならという思惑もあるか。鞍上のMデムーロといいかなーりギャンブル要素のある馬だけに、いかに上記3つで買い要素があっても軸・勝ち馬候補としては厳しいか。

評価=〇

 

4ドーブネ

血統面・・・・・・・・・母系にストームキャットも・・

追切評価・・・・・・・・軽め調教が好走傾向だが今回は強め。

データ面・・・・・・・・前走重賞以外×前走13頭以下レース×前年G1出走なし×

過去10年重賞連対なしで馬券になった3頭のうち2頭は白富士S対馬。重賞実績の内上り馬でも何頭かは馬券内にきたことはある。しかし、ソーヴァリアントをマークする展開で、早めにソーヴァリアントが先頭、それを捉えにいく展開だと逃げ馬には厳しい展開になると予想。有力馬が後ろに偏るレース、東京コースの方が恩恵はありそうだ。

評価=×

 

5シュネルマイスター

血統面・・・・・・・・・注目血統なしで評価できず。

追切評価・・・・・・・・軽め調教ですでに仕上がっている状態。復調気配◎

データ面・・・・・・・・重賞馬かつ前年連対馬前走13頭以下レース×

香港マイルからの出走は複勝率50%。昨年は安田記念2着あるも、案外な成績が続いた。マイルCSでは道中~直線でも厳しいレースとなり、道悪も響いた結果となった。瞬発力に優れた馬だが、究極の瞬発力勝負ではディープ系に屈してきた。久々の中山競馬場でどれだけ追走力を発揮できるかだが、状態面が上向きなのを考慮して、馬券内は十分あると予想。

評価=〇

 

6ソーヴァリアント

血統面・・・・・・・・・ステイゴールドは△母系ボリクリもいまいち。

追切評価・・・・・・・・前走同様だが、これでも万全とまでは。やや休み明け感。

データ面・・・・・・・・重賞馬かつ前年連対馬前年G1出走なし×

失格や心房細動を除けば馬券外は1回と安定して走ってきた。阪神2000m重賞を連勝も相手関係には恵まれた印象で、今回一線級相手にどこまでやれるかが、このレースの見どころか。1800m以下の出走がない点、中山でうまく走れるか、不安点はあるが、G1級の能力があるならここでも十分勝負になるか。話題の社台の馬だけにサインもありうる。

評価=〇

 

7ナイママ

血統面・・・・・・・・・血統面で評価できず。

追切評価・・・・・・・・現時点ではなし。

データ面・・・・・・・・前走重賞以外×前年G1出走なし×

重賞では足らずOPに出走も、厳しいレースが続く。ここも一遍とは・・。

評価=×

 

8トーラスジェミニ

血統面・・・・・・・・・キングズベストでキンカメも・・・

追切評価・・・・・・・・併せ劣勢で状態は微妙。

データ面・・・・・・・・前年G1なしで前走4着以下×前年G1出走なし×

使い詰めから休養明けの1戦。昨年は先行できるものいいところなく二けた着順が続く。今回は相手関係も昨年のレースより高く、この馬の能力を発揮できても厳しいだろう。

評価=×

 

9ショウナンマグマ

血統面・・・・・・・・・血統面で評価はできず。

追切評価・・・・・・・・終い12秒台であまり調子がよくないか。

データ面・・・・・・・・前年G1なしで前走4着以下×

「ダンジグ晩年の傑作」ウォーフロント産駒のGIウイナーでお馴染みのザファクターの産駒。ウォーフォロントは他にデクラレーションオブウォー・アメリカンメイトリオットなど。1回中山開催ではダンジグ系が好走していたが、今回はどうか。前走ではハナをとれずに、大敗。中山1800mはLで勝ちがあり、こちらの方が条件は向くだろう。内枠ですんなり逃げれればある程度見せ場はつくれると思うが、時計面も含め力が足りないだろう。

評価=×

 

10モズベッロ

血統面・・・・・・・・・母系ストームキャットも期待値低い。

追切評価・・・・・・・・強め一杯に追っての13秒台で使ってからか。

データ面・・・・・・・・前年G1なしで前走4着以下×前年G1出走なし×

コントレイルに先着した唯一の現役馬。長期の休み明けでの1戦で、得意の舞台でもなくさすがに・・。それなりに走れれば、というところまで。

評価=×

 

11ヒシイグアス

血統面・・・・・・・・・母系ストームキャット〇非根幹距離向いている。本命候補。

追切評価・・・・・・・・前走ほど絶好ではないがよく動いている。

データ面・・・・・・・・前年重賞連対馬

休み明けが懸念されてるが、重賞クラスでなら十分勝てるくらいには能力あり。しかし7歳馬でメンバーレベルもG1級となると・・。クラシックで活躍した同期はほぼ全て引退したが、ファストフォース・レッドルゼル、サウジのシルヴァーソニック・ナランフレグなどまだまだ気を吐く馬も多い。今回のメンバーの中では中距離のトップレースで強い相手に好走してきた実績はNO.1。まだまだやれるところを見せてほしい。

評価=〇

 

12スタニングローズ

血統面・・・・・・・・・父キンカメ〇母系ディピュティミニスター〇で本命候補

追切評価・・・・・・・・ラストの加速が前走よりやや物足りず、休み明け感も。

データ面・・・・・・・・重賞馬かつ前年連対馬

牝馬の世代戦でしか実績がなく、上位人気の中では劣る印象。血統面では高評価で、メンバーレベルは低いものの一応中山1800mでの重賞勝ちあり。斤量も恵まれており、先行力もある。そのあたりから考えると十分馬券内に来そうだが、他の牡馬よりは少し評価は下げるべきか。

評価=〇-

 

13ラーグルフ

血統面・・・・・・・・・強調点特になく評価できず(金杯グラスワンダー持ち〇)

追切評価・・・・・・・・前走も併せ遅れなど本調子でなかったが、今回も・・。

データ面・・・・・・・・前年重賞連対馬

大阪杯など中距離G1に向けての力試し。金杯勝ちもメンバーレベルからするとどうか。ただマテンロウレオが京都記念で好走するなど軽視はできないか。実績面や血統、状態面で高く評価できない部分をカバーできるものをどこにするかだが、モーリスの成長力や、金杯勝ち馬の実績を考慮するなら紐には入れておきたい。

評価=〇-

 

14リューベック

血統面・・・・・・・・・血統面では推せず。姉ディアドラ1番人気で6着。

追切評価・・・・・・・・元々よく動くが今回も動いていて調子は良さそう。

データ面・・・・・・・・前走重賞以外×前年G1出走なし×

データ面では実績がないので、評価できない。血統面はダンジグ系統が走るなら・・というところ。能力的には未知な部分も多くジョッキー的に怖さもあるが・・。

評価=×

 

スカーフェイス出走取消!

血統面・・・・・・・・・ディピュティミニスターとキングマンボは〇

追切評価・・・・・・・・時計はまずまずだが一杯調教で・・

データ面・・・・・・・・8番人気以下で前走6番人気以下

 

まとめ

評価=〇

 ソーヴァリアント

 イルーシヴパンサー

 ダノンザキッド シュネルマイスター スタニングローズ

 ヒシイグアス   ラーグルフ

 

買い目

本命対抗で高く評価した4頭三連複

上位評価5頭BOX

ラーグルフもちょっと買うか・・

余りで一番来そうなやつ抑えて終わり。なんかこい・・。

 

結果

・・・・?ソーヴァリアントとはなんだったのか・・?

ラーグルフはやっぱ明け4歳のデータ通り強かったすね・・。ヒシイグアスはまあ強いだろうと思ったけど頭か・・。ドーブネは期待にこたえて(笑)きましたね。結果として予想がさっぱりのレースって感じで、しゃあないかなぁ。なんで負けたのかわからないし、これも競馬か・・券種に関する検討は別記事にて考察していきたい。