3/18(土) フラワーC 予想と結果

 

全体予想

ビッグデータ前走が左回りのコースだった馬は不振

前走データ

前走左回りで馬券になった馬を調べると、2017年8番人気2着のシーズララバイは東京2000mのフリージア賞で6着からの出走。ただ同条件の若竹賞で4着と中山適正がすでに証明されていたことは見逃せないか。そのほかディアマイダーリン赤松賞勝って2番人気に支持されて3着、パシフィックギャルアルテミスS3着で6番人気3着にまとめた。サクラプレジール新馬戦東京1600mを勝って、2番人気で優勝と、いずれも東京マイルでの実績持ちだった。中山実績がない馬は東京マイルの実績も参考になるかもしれない。JRAデータの前走上り4位以内の好走率が高いデータとリンクして、東京での末脚勝負で好走してきた馬ならここでも通用するということかもしれない。その他前走で勝った馬は馬券内30頭中20頭と好走。中山重賞・G1でならある程度着順が悪くてもいいが、それ以外は馬券内の馬が好走率が高い。14番人気で穴をあけたウインサルーテは前走中山2200m水仙賞で7着。京都2歳Sではそこそこの上りを使って7着と重賞経験はあった。頭はかなり固いレースだが、前走京都の新馬戦を勝ったアブレイズは12番人気で優勝。この馬をデータ的な面で買うことは難しいだろう。8枠から2番手追走していくことも読めないだろうし、これはどうやっても買えなさそう。

 

血統データ

ここ3年はサンデーとミスプロ系が独占。また過去5年の勝ち馬はヌレイエフ≒サドラーズウェルズ=フェアリーキングの血を引いている。勝った馬は全て前で競馬しているため、キレ味よりもやや重厚な血でスタミナを補完しているほうが有利に働くのだろう。

 

脚質データ

20年で10頭が馬券に絡んでいる逃げ馬。ここ10年でも3頭が勝利。うちわけをみると、前走菜の花賞中山1600mを逃げて勝った2番人気のコントラチェック、前走阪神未勝利を逃げて勝った1番人気のエンジェルフェイス新馬中山1600と1勝クラス1400を逃げて連勝した1番人気のアルビアーノ全て人気かつ前走逃げて勝った馬。アブレイズも出して行ったが2番手なのでここには該当しない。データ的には逃げ馬で勝ち切りそうなのは、人気かつ前走で逃げて勝った馬か。逃げて3着だった7番人気のドロウアカードは未勝利戦を逃げて勝っている。以降2戦は先行している。以上のデータから、逃げ先行馬で人気の馬はある程度信頼していいレースというのがわかる。2着以下はともかく、勝ち馬はコーナー4番手までなので、連系馬券の軸は必ず先行できる馬がいいだろう。

 

展開予想

逃げ・・・・・マテンロウアルテ パルティキュリエ ゴールデンハインド

先行・・・・・ココクレーター パルクリチュード ヒップホップソウル

       フラッシングレート マルカシャルマン

差し・・・・・エミュー セリオーソ ディヴァージオン ドナウパール

追い込み・・・エメリヨン クリニクラウン ミカッテヨンデイイ

 

全頭診断

1.ドナウパール

ドナウブルーはディープ産駒でヴィクトリアマイルなどマイルG1で馬券内2回の重賞2勝馬。母、そして姉のドナウデルタともに中山での成績は正直あまりよくない。特に母ドナウブルーは京都牝馬勝ちから中山牝馬で11着大敗後にヴィクトリアマイル2着するなど典型的な中山不得意馬。小倉の未勝利戦は相手関係もあり楽勝できた。血統的な不安面はあるが素質は十分なだけにここも好走圏内か。

評価=△

 

2.パルティキュリエ

レクセランスの妹のキタサンブラック産駒。東京1600の経験しかない。上のデータ的には東京マイルで好走している馬は好走する可能性があるとしたが、まさに該当するのがこの馬。鞍上の野田たけしは中山先行バカでお馴染みで、ここも前走同様に前での競馬になるだろう。野田たけしはワイが買わないとくるし買ったらこない。キタサンブラックの中山1800以上の成績はクソなので、よっぽど強い馬じゃないとこないはず。今回は消しとするが、もし来るようなら東京マイル説と野田たけし買わんとくる説完全立証なのでそれはそれで。

評価=×

 

3.マルカシャルマン

ラストドラフト・ブレークアップ・メイドイットマムなどでおなじみのノヴェリスト産駒。牝馬は1400m~1800mで良績。前走の中京2000mは勝ち馬こそフリームファクシだが、ブービー大敗。しかしシンガリがコンクシェルだったのでこいつも強い説・・?コンクシェルとかいう今年1の突然覚醒データ破壊馬。現状中々手がでづらい。

評価=×

 

 

4.エミュー

前走中山1800mデイジー賞勝ち馬。前走勝ち馬〇で上りも最速。データ的には間違いない1頭。ウイニングポジションの4角4番手よりは後ろになるものの、ほとんどコーナーで捲っていって直線では早めに先頭に立てるような、コーナーでの加速力に優れるいわゆる中山巧者タイプに見える。ただ不安点はあまり乗れていない印象のデ台への乗り替わり。菅原Jからの乗り替わりはさすがにマイナスだろう。馬体が400キロちょいと軽いので、さらに減っているようだと。輸送がない分ましか。プラスデータとして過去前走1勝クラスで上がり1位で勝った馬の成績は5-0-5ー0。

評価=〇

 

5.ディヴァージオン

前走フェアリーSでは後方まま終了。おそらく状態面が良くなく無理せずだったと思われる。そこからどの程度立て直しができているかが問題だろう。新馬からずっと中山をつかっており、適正面は問題ないが、新馬戦は好スタートから好位で比較的楽に競馬できたのもあり、能力的に同じ中山2000m新馬勝ちならセリオーソの方を評価したいか。

評価=×

 

6.パルクリチュード

ガンランナー産駒&紅梅Sでさめかつが川田していた馬でもお馴染み。ダートで勝ち上がりからの芝1400に挑戦後中山1800と中々ファンキーなローテ。新馬のダートは逃げて圧勝。紅梅ステークスも中団から直線差し脚を伸ばしての4着と舞台を問わない精神力がある。強い馬だと思うし、他の条件で結果を出しそうではあるが、ここはデータ的に軽視したい。

評価=×

 

7.ミカッテヨンデイイ

イスラボニータ産駒のためか、元々短距離路線だったがここにきて距離延長を選択。一番人気と0.4秒差の8着と健闘。短距離は道中の追走にてこづっていた印象で、スローからの瞬発力勝負の方がまだ向くタイプかもしれない。ここも前半スローの流れである程度の位置取りをとれれば好走圏内だと思われるが、やや距離は長いのでは。

評価=×

 

8.マテンロウアルテ

三代母のクリーキングボードはナイトシフト産駒でダイヒムダイアモンドの全妹。誰だよって思うとだろうが、日本ではタートルボウルのお父さんとして有名。タートルボウル産駒だと最近だとめちゃんこ強いパフォーマンスを中山で見せた馬がいましたね。今回の逃げ馬候補で、ゴールデンハインドとどちらかが逃げることになるだろう。前走左周りの中京を逃げ切って勝ち。前走左周りをクリアするデータはないが、逃げ馬の成績自体はいいレースで、前走未勝利勝ちも人気馬は好走するため、ここも内枠を引いてある程度人気になれば。

評価=△

 

9.セリオーソ

前走中山2000mの新馬戦では17頭の16番で出遅れて10番手で追走。道中押し上げて、4コーナーでは7番手から外に出して、一気に伸びての差し切り。メンバーレベルはけっして高いとは言えないものの、強い競馬を見せた。枠とスタートの問題での位置取りで、本来は中段より前での競馬もできるだろう。3か月間休んでの叩き1戦目で仕上がりがどうか。新馬戦から人気薄での勝ちはアブレイズの例があり、ここも先行して一発があってもおかしくないだろう。

評価=〇

 

10.クリニクラウン

前走ダートは10年で3着が1回。その1頭も新馬は芝で3着と適正は見せた。さすがにダート1200のみの勝鞍だと、ここでの適正は未知数で好材料はないか。

評価=×

 

11.フラッシングレート

ミッキーロケット産駒は他にジョウショーホープやメイテソーロなど。1勝クラスで大きく負け、メンバーレベルも怪しいエリカ賞は完全に力負け感もあり。野路菊S3着はあるものの、1.3秒差でそこまで評価できず。データ的にも能力的にもここは手が出づらい。ただし、前走水仙賞7着で14番人気ながら3着に入ったウインクルサルーテがいるため、大穴として狙ってみても面白いかもしれない。

評価=×

 

12.ゴールデンハインド

逃げ馬候補の1頭。未勝利を逃げて勝ち、芙蓉Sも逃げて2着。前走デイジー賞は3番手で上がり2位の2着にまとめる。データ的に前走から間隔を詰めての出走は勝ち馬以外結果があまり出ていないが100%データではないため、状態面で上澄みがあれば問題ないか。ゴールドシップ産駒は一昨年ユーバーレーベンが3着で、距離延長にも対応できるし、ここは賞金を積んでオークスへ出走したいところだろう。前で競馬ができる分大崩れすることもなく、ここも相手なりに走れるとみて。

評価=〇

 

13.ニシノコウフク

タスティエーラ、トーセンローリエなど中山で結果を出しているサトノクラウン産駒の世代3番手候補。菜の花賞は雨で先行有利になったところを粘って2着。前走はスタートでロスがあっての競馬で上2頭とはそれぞれ0.2秒差で力負けではないか。べーたなに戻るのもプラスと判断していいと思うし、状態面次第では評価したい1頭。

評価=△

 

14.エメリヨン

前走、前々走ともに左回りの東京を使用。前走の2400mのゆりかもめ賞はさすがに長かったか、伸びきれず8着。しかし、スキルヴィングが抜けており、2着以下とはそこまで差のない走りはできている。人気候補のココクレーターには新馬で勝っており、能力的な部分は高いだろう。直線で差し切るタイプだけに、小回りのコーナーでうまく加速できるかがポイント。

評価=△

 

15.ココクレーター

前走右回りも、東京マイルの実績がある人気馬はデータ的には全然あり。リスグラシューが近親で、エピファネイア産駒は昨年ニシノラブウインクが9番人気で2着。新馬戦は馬群を縫って2着、前走未勝利戦は好位から抜け出して楽勝。中山で最近大暴れのルメールが継続となれば逆らいづらい。

評価=〇

 

16.ヒップホップソウル

重賞大敗からの巻き返しの例もなくはないが、基本的に1勝クラスを勝った馬が強いレースでどう考えるか。前走は他馬にぶつけられて走る気をなくしている部分はあるだろう。本来はある程度位置をとって競馬するタイプだと思われる。今回はキタサンブラック産駒という点と前走データからここは軽視で。

評価=×

 

 

まとめ

◎=エミュー

状態面が〇で前走右回りかつ間隔を詰めての出走で勝っているのでデータ〇。中山での実績があり同距離でも勝ち。重馬場になったときはデ台は得意かつ馬体重が軽いのがプラスに働き、差し有利の傾向が強まるので。大きな出遅れがあればさすがにしんどいが、ある程度の位置につけれれば勝負になると見て。ハービンジャーも重馬場での実績は悪くない。

〇=ココクレーター

前走左回りはデータ的にイマイチだが、上記のとおり東京マイル実績やスロー展開を前目につけて終いの脚を持っている点を評価。エピファネイア産駒はやや重馬場に不安があり、馬体重も連続で減っているようならマイナスデータで評価は少し落とさざるえない。スーパールメール化している今なら買える。

△=マテンロウアルテ

前有利のレースは基本的に逃げ馬は必ず押さえておくべき。2000mにこだわって使ってきた点もこのレースと非常にマッチ。1600mをメインに使った馬よりはオークスを見据えて遠征してくる関西馬が毎年連に絡んでいる。ルーラーシップ産駒も重馬場に適正がある。トライアルレースに謎に強いノリにも期待。

 

買い目

 

結果

単勝だけ買います(114514回目)